初心者の人に多いのですがブログ記事を突然書き始めるのは駄目な書き方です。
書き始める前にキーワードを絞り込んだり、ターゲット層、検索意図を把握することでユーザーニーズにマッチした記事を書くことができるのです。
物事には順序があるようにブログ記事の作成手順にも当然書く順序があリます。今回は初心者の人が記事を仕上げるまでにやるべき手順をご紹介します。
コンテンツ
記事を仕上げまでの流れ
以下の手順で書くことによりブレない記事作成が可能です。
- 記事の目的とは?
- 検索キーワードの決め方
- ユーザーの検索意図を考える
- ターゲット層を絞る
- タイトルの考え方
- 構成を考える
- 装飾
- 推敲
1)どんな目的で記事を書くのか?
まず、どんな目的で記事を書いていくのかを想像しましょう。
集客目的ですか?収益目的ですか?被リンク目的ですか?
- 集約目的
- 収益目的
- 被リンク目的
- SNSからの流入や拡散目的
集客目的
ユーザーに対して正しい情報を提供することで集客していく方法。
収益目的
商品を売るための比較記事やレビュー記事を作成して収益を伸ばす方法。
被リンク目的
コンセプト勝負で被リンクを獲得していく方法。
例えば、サルワカさんの「配色パターン見本40選」では万人受けする配色パターンをプレビュー確認できるので色探しをしている人にとっては利便性が高いです。コンセプトをしっかりと考えれば被リンクが付きやすくなるのは言うまでもありません。
拡散目的
網羅性のある記事やインパクトのある記事でSNSで拡散させる方法。
といったように目的の違いで書く内容もだいぶ変わってきますよね?
2)検索キーワード
検索キーワードは超重要です。 検索キーワードとは検索ユーザーが悩みや問題を解決させるために使ってくるワードです。
検索キーワードは検索時に入力してくるワードのことですが、同時にタイトルに使うキーワードでもあります。このキーワード選び次第でアクセスや収益に直接関係してくる重要な要素です。
ニーズにマッチしたキーワードを探す
ニーズにマッチしたキーワードを探すためにやることは以下の3つです。
- 自分の中でのキーワード候補を出す
- 特定ワードの関連キーワード探し
- 月間検索ボリュームを調べる
1.キーワード候補を挙げる
まず、自分の中でのキーワード候補を挙げてみましょう。例えば、ワードプレス、引っ越し、お歳暮、ブログなどです。
2.関連キーワードを抽出
キーワードを出したら次に関連するキーワードを抽出していきます。関連キーワードとは複合キーワードのことで、このキーワードを複数(3~4)使うことでユーザーの検索意図が明確になり初心者の人でも上位表示させやすくなります。
なぜ複合キーワードが上位表示されやすいのか?
例えばビッグキーワードのブログで検索します。すると大手サイトが上位を占めていますね。
弱小サイトがビッグキーワードで参入したとしてもまず上位表示することは不可能です。そこで複合キーワードを狙うわけです。
複合キーワード自体は検索ボリュームは少なめですが、ユーザーの検索意図が明確なためにニーズにマッチした記事を作ることができます。
そして、検索意図が明確なために成約率 (CVR) アップに繋がりやすいといった特徴があります。
このSEO対策はロングテールキーワードとも呼ばれています。
関連キーワードツール使い方
では、実際にこの複合キーワードをどのように調べるかというと関連キーワードツールといったツールで調べることができます。
例えば、【ブログ】の関連キーワードを調べるには検索窓にブログと入力して取得開始をクリックします。すると関連キーワードリスト(矢印部分)にリストとして全て表示されます。

その他の関連キーワード取得ツール
関連キーワードを取得するには以下のツールもお勧めです。
3.キーワードのボリュームを調べる
キーワードのボリュームはキーワードプランナーで調べます。
選定した関連キーワード(全キーワードリスト)の検索ボリュームは「検索ボリュームと予測のデータを変換する」から調べることができますが、今回は「新しいキーワードを見つける」から特定のキーワードの検索ボリュームや競合性を調べてみます。

左側の新しい「キーワードを見つける」をクリックします。

【ブログ 書く】をキーワードにしたい場合
「ブログ(スペース)書く」などの複数ワードの検索ボリュームや競合性を調べるには間にスペースを入れて調べます。
- ブログ◯書く
- ブログ◯始める
入力したら結果を表示をクリックします。

すると「ブログ書く」の月間検索ボリューム(100~1000)と競合性(低い)が表示されます。

この検索ボリュームと競合性から上位表示可能かどうかを模索してキーワード選定を行います。
ロングテールキーワードを狙う
月間検索数別に振り分けると以下のように分類することができます。明確な基準はないのであくまで目安です。
- ロングテールキーワード(月間検索数500未満)
- ミドルキーワード(月間検索数500以上)
- ビッグキーワード(月間検索数3000以上)
3)検索意図を考える
検索意図とはいったい何でしょうか?
検索意図とはユーザーがなぜそのキーワードを使って検索してきたのかといった理由です。
例えば、ブログといった一つのキーワードを例に挙げてみてもその中にはたくさんの検索意図が存在しています。
ブログの作り方やブログの書き方、テクニックやコツの他にも数え切れないほどの検索意図があります。ユーザーがどんなことを知りたいのかといった検索意図をリアルに想像してみる必要があります。
- ブログ 作り方
- ブログ 書き方
- ブログ テクニック
- ブログ コツ
「作り方」「書き方」「テクニック」「コツ」一見すると全て同じような意味合いに思えてもユーザーの検索意図を深く考えると、ユーザーが求めている情報が何かをしっかりと把握することができます。
記事を書くときにユーザーの検索意図を把握できないと、記事を書くのは難しいです。検索意図を把握できるかできないかで記事の完成度も変わってくるでしょうね。
4)ターゲットに向けて書く
ターゲットと同等の言葉でペルソナという言葉があります。このペルソナとは架空の人物像のことでこの人物像を設定することでターゲット層が明確になります。
正確にはターゲットとペルソナは違うものですが、基本的にターゲットに向けて書くといった点では同じように重要なことです。
ターゲットに向けて書くということはその記事を初心者向けにするのか?それとも上級者向けにするのか?ということでもあります。ターゲットを想定して書くということは内容も全く変わることを指します。
例えば、SEO対策についての記事を初心者向けに書くのであれば、その対策について事細かに書かなければいけませんが、もう既に基本的なSEO対策を知っている人だったらどうでしょう?「もう知ってるよ!」ってなりますよね?きっと
5)タイトルの考え方
タイトルは基本的に32文字に収めましょう。なぜなら検索結果に表示される一般的な文字数は32文字だからです。
検索結果に表示される文字数はアバウトです。しかし、基本的にこの文字数でタイトル付けをしていれば検索結果にキーワードが表示されないといったことはなくなります。
また、タイトルにキーワードを盛り込む人がいますがこれもよくありません。一つのページには一つのキーワードを使うのがベストです。どうしても書きたいのであれば別記事にしてそのキーワードを使いましょう。
駄目なタイトルと良いタイトル
よくありがちなのが意味のないワードを使いすぎているタイトルです。そしてもう一つが魅力的でないタイトルです。
- 意味のないワードは省く
- 上位サイトに見劣る(魅力的でないタイトル)
例えば、以下のようなタイトルがあったとします。
駄目なタイトル
①ブログ初心者がブログを始めるときに必ず知っておいた方がいいことをこの記事で解説しています。
良いタイトル
②【超初心者向け】ブログを始めるときのチェックポイントと注意点を徹底解説します!
この2つを見比べたときにどちらが魅力的なタイトルに見えますか?一目了然で下のタイトルですよね。では駄目なタイトルの原因は何だと思いますか?
①の駄目な原因ポイントは以下の3つです。
- キーワードが少なすぎる
- 意味のないワードが多すぎる
- 魅力的に感じないタイトル
一方で②ではタイトルを見た瞬間に誰にどんな内容を伝えたいのかが簡潔にまとめられています。
また、記号やインパクトのあるワードを取り入れて対象ユーザーを惹き付けるタイトルなっていますね。
魅力的なタイトルにするように心がける
読者はタイトルを見てクリックしてきます。文章を事前に読んでクリックしてきませんよね?タイトルには読者を惹き付けるような魅力的なワードを使うことも必要です。
例えば、目を引くようなインパクトのある言葉や記号【】!?を使うのも効果的です。魅力的なワード集、ブログ記事率が大幅アップ!?読者が惹きつけられるワード60選をご参考までにどうぞ!
6)構成を考える
ターゲットが実践できる記事構成や全てを理解できるような網羅性とバランスの取れた記事構成を目指してください。
例えば、今回の記事で例えると、「ブログを書く手順」の解説記事になりますのでターゲットが1~10までの手順をしっかりと実践できる記事構成にするのがベストなわけです(実践できるような具体例を書いている記事)。
ブログを書く手順の解説記事なのにブログの作り方について書いても意味がありません。
PREP法
PREP法とは文章の構成方法の一つで主にビシネスシーンで使われているものです。
- 結論(P)
- 理由(R)
- 具体例(E)
- 結論(P)
このPREP法は結論を先に述べ最後に結論を繰り返すといった特徴があります。最初に結論を述べ聞き手側の集中力を持続させる効果があるとされていますが、この方法はブログでも同じように活用できます。
ブログでは書き出しが肝心で読者は結論を先延ばしにされると離脱する可能性が高まります。
冒頭で結論→理由→具体例→結論(繰り返す)といった書き方はブログにも使えるのでぜひ取り入れてみてください。
7)装飾
読者に注目してもらいたい重要箇所は赤文字や太文字を使って装飾しましょう。
そもそも記事を隅から隅まで読む読者は少ないので伝えたい内容は装飾をして目立たせておきましょう。
また、リスト(箇条書き)を上手に使うことも重要なポイントとなります。リストを使うことで要点が伝わりやすく、次の文章にも目が移リやすくなります。
8)推敲
推敲とは一言でいうと書き終えた記事を読者の目線に立って今一度見直し良い文章にする作業のことをいいます。←一言にしては多少長い
要するに何度も何度も見直してより正確に読者に伝わるように書き直すことです。もちろん誤字脱字のチェックも行います。他にユーザーに伝えるべき内容が無いかを今一度考えてみるといいでしょう。
スマホ推敲を忘れずに
今ではスマホ閲覧者が8割を超えている時代です。モバイルファーストインデックスも加わりスマホでの見た目はSEOの観点からしても重要な要素です。
そんな今だからこそスマホでの推敲は必須です。誤字脱字や改行スペースの有無などによる見栄えもスマホから気づくことが多いのでスマホから何度も確認してみるといいと思います。
9)まとめ
今回はブログの書き方の手順をご紹介してきましたが、最終的には読者の満足度が大事ということですね。
それではまた