ブログを始めるならワードプレス!ってよく聞きませんか?でも、そのワードプレス自体よくわかっていない人も結構います。そこで今回ワードプレスでなにができるのか?そして特徴やしくみはどうなっているのかを解説していきます。
コンテンツ
WordPressは世界で圧倒的シェア率
そもそもワードプレス初版がリリースされたのは2003年です。
今日に至るまで進化を遂げて人気も急上昇中です。その理由には開発者が新たな機能や新テーマを開発していることも大きく影響しています。
Webサイトの36%がWordPress(驚愕の数値)
現在では世界にあるウェブサイトの約36%がワードプレスで作られているという驚愕な数値が出ています。数あるCMSの中でもワードプレスは群を抜いて世界でも圧倒的な支持を受けているソフトウェアということです。

WordPressの人気の理由とは?
そもそもワードプレスの人気の理由はどこから来ているのでしょうか?なぜ、たくさんの方が使っているのでしょうか?
そこには以下のような理由があリます。
- 無料で使える
- SEO対策しやすい(SEOに強い)
- サイトデザインの変更(テーマ変更が可能)
- 追加機能の多さ(プラグイン)
1)無料で使える
ワードプレスのメリットは無料なのに多機能なところです。ワードプレスはインストールすれば誰でも使えるし、テーマの変更やプラグインといった拡張機能も思う存分に使えます。そしてなによりも便利なのが更新するのが楽な点にあります。
2)SEO対策しやすい
ワードプレスはSEOに強いといわれていますが、決してSEOに強いわけではありません。上位表示するための対策がしやすいということです。
例えば、Googleはページスペードを評価基準に含めていますが、ワードプレス内に備わっている機能でこの対策はとれます。
3)サイトデザインの変更(テーマ変更)
ワードプレスではテーマ(テンプレート)という概念があり、数回のクリックで着せかえ人形のように自由にサイトデザインを変更することができます。
このテーマは有料のものから無料のものまで揃っており、自分に適したテーマを好きなときに自由に変更できます。
4)追加機能の多さ(プラグイン)
ワードプレスにはプラグインといって標準の機能にプラスできる追加機能があります。このプラグインを使えばほぼ全てのSEO対策は可能になるのでは?というくらい豊富に揃っています。
この機能はワードプレスにしかありません。
CMS(コンテンツ マネジメント システム)とは?
CMSという言葉を一度くらいは聞いたことがありませんか?CMSとはコンテンツ、マネジメント、システム「コンテンツを管理する」という意味です。コンテンツを管理してくれるということは初心者でも安心して使えるということです。
コンテンツ管理がしっかりとされているので特にむずかしい操作をしなくてもこのようなブログサイトがつくれます。しかし、セキュリティー面やバックアップなどは全て自己管理となります。
ワードプレスの他にもJoomla(ジュームラ)やDrupal(ドルーパル)といったCMSもありますよ。
オープンソースとは?
ワードプレスはオープンソースソフトウェアです。
オープンソースとは字のごとくソースを公にしているといった意味です。マウスを右クリックして”ソースを表示”から見れますよ!
オープンソースのメリットはコードを自由に改変し、配布しても構わないところです。オープンソースであるがゆえに開発者もたくさんいます。
WordPressは更新が簡単
通常記事を更新するには更新用のファイルを自身で作ってサーバーにアップロードする必要がありますが、ワードプレス(CMS)ならそのような面倒な作業を変わりに全てやってくれるので初心者でも記事更新が簡単にできます。
WordPressには~.orgと~.comがあるので注意
ブログを始めるときに注意することは、~.orgと~.comの2種類にワードプレスがあるということです。
ワードプレスブログには以下のようにインストール型と無料ブログサービスの2種類あるので間違わないように気をつけましょう。
- WordPress.com・・・無料ブログサービスなどを提供しているサイト
- WordPress.org・・・ワードプレスソフトを配布しているサイト
WordPressにはドメインの取得とサーバー契約が必要
インストール自体は無料でできるワードプレスですが、インストールだけしてもインターネット上に公開されなければ意味がありません。
インターネット上に公開するにはドメインとサーバーが必要です。
- サーバー契約
- ドメインの取得
インターネット上に公開するには、サーバー契約と独自ドメインの取得が必要です。
ドメインやサーバー契約と聞くと難しそうに感じますが、最近は「簡単インストール」機能があるので2つとも特に難しい操作もなく完了させることができます。
ドメインとサーバーって何?
そもそもドメインとサーバーの役割がわかっていないと不安だと思います。
そこでサーバーとドメインについてざっくり説明します。
サーバーとは
サーバーとはデータを保管しておく場所だと思ってください。
例えば、書いたブログ記事を個別に呼び出したりその他のデータを呼び出すためには保管しておく場所が必要ですよね?その場所がサーバーというわけです。
通常サーバーはレンタルする
サーバーを自分で用意することもできますが、準備は大変だし維持費も必要なためレンタルサーバーを借りるのが一般的です。
大抵の人は低料金で利用可能なレンタルサーバーを借りてサイト運営をしていますが、管理面が楽になるわけではありません。
ドメインとは
ドメインはインターネット上の住所だと思ってください。当サイトのドメインでいえばmomonoisho.comになります。
このドメインは登録を済ませた時点で世界に一つで世の中に同じものは2つとありません(同じドメインは取得できないようになっています)。
無料ブログではダメなの?
ブログは無料ブログでもできますが、有料ブログに比べて容量が少ないのが欠点です。
解説記事などを書きたい場合にはどうしても画像を多用するため無料ブログの容量では不安です。
先ほど説明したレンタルサーバーの契約を済ませれば例えばエックスサーバーの場合だと最低プランでも100ギガバイト用意されているので当面は容量を気にする必要はないでしょう。
維持費も年間1万ほどです。
規約が厳しい
無料ブログは何かと条件や制限が設けられているために自由なサイト運営がやりづらいです。
無料ブログから有料ブログに移行することもできますが収益化を目指しているなら初めから有料ブログを使ったほうが効率的です。
有料ブログをお勧めする理由についてはこちらの記事が参考になります。
WordPressテーマ(テンプレート)

テーマ変更
ワードプレスの醍醐味といえるのがテーマの変更です。
数回のクリックでテーマを変更することができ、このテーマの変更でサイト自体のデザインやレイアウトを変えることができるようになっています。
テーマは有料のものから無料のものまでありインターネット上を探せば沢山のテーマが見つかります。
外部からテーマをインストール
例えば、外部から購入したテーマをワードプレスにインストールすることもできます。
当サイトではサルワカさんの「SANGO」というテーマを使っています。デザインがお洒落です!

外部から購入をしなくてもワードプレスにはデフォルトで公式テーマ(Twenty Seventeenなど多数)が入っています。
公式テーマは厳しい基準をクリアしていますので使いたいテーマがあればインストールして使ってみましょう。
機能面で選ぶなら有料テーマ
無料テーマも素晴らしいテーマは沢山ありますが機能面を見ればやはり有料テーマをお勧めしますね。
また、購入後の不明な点についてもお問い合わせができるので初心者の人にも安心して運営できるといえます。
操作しやすい管理画面
下図はワードプレスの投稿画面ですが、全ての操作は左側にあるメニューから行うことができます。
記事を書くためのタイトルや文章の入力も直感的に行えますよ。

新エディータ、グーテンベルクの使い方についてはこちらの記事を参考にどうぞ!
プラグインとは
このプラグインどんなことができるのかというと機能の追加です。
例えば、記事を書く上でこんな機能があったら使い勝手がいいのにといった機能はほぼ全てあります。
プラグインを使うにはテーマと同じようにインストールして使います。

使用頻度の高いプラグインを2~3挙げてみると以下のものがあります。
- Akismet・・・スパムコメントを防ぐプラグイン
- Contact Form 7・・・お問い合わせ欄を作るときに便利なプラグイン
- Google XML Sitemaps・・・検索エンジンにサイトの更新情報を伝えてくれるプラグイン
コンピューター言語ってなに?
ワードプレスにはHTML、CSS、PHPといったコンピューター言語が使われています。
この言語たちは一体どこで使われていると思いますか?
HTMLってなに?
日頃あなたが見ているウェブページの裏ではHTMLコードといったタグや記号が使われていることをご存知でしたか?
HTMLコードで書かれたファイルがウェブページに変換されることで日頃見ている文章や画像となって表示されるわけです。
このHTMLコードを確認したい場合にはページの画面上で右クリックして「ソースを表示」をクリックしてみてください。
CSSってなに?
CSSはスタイルシートとも呼ばれHTMLが骨組みだとしたらその骨組みに装飾する役割を担っています。
例えば、見出しをHTMLといった骨組みでつくりそこに装飾を施すことで見栄えのいい見出しをつくることができます。このとき装飾する手段としてCSSを利用します。
動的ページと静的ページ
動的ページってなに?
HTMLコードがウェブページに表示されるまでの流れは以下のようになります。
- ユーザーからのリクエスト
- PHPの動作
- HTMLの生成
- Webページでの表示
まず、ユーザーからリクエストがあるとPHPプログラムが動き出します。次にウェブページをつくるために必要なテキストなどを収集しデータの生成をします。
最後にPHPによって生成されたデータがウェブページとして表示されます。以上がウェブページとして表示されるまでの流れです。
この動作はリクエストがあるたびに繰り返し実行され、そのたびに新しい情報をお繰り返してきます。(動的に実行される)ので動的ページと呼びます。
静的ページってなに?
上述した動的ページとは違い静的ページは情報の変更がないままウェブページに表示されることを指します。
ワードプレスは動的ページであるがゆえにアクセスがあるたびに新たな情報を呼び出せることで初心者でも簡単な操作が可能となっています。
最後に
装飾などのカスタマイズはHTMLやCSSを理解すれば殆どできるので問題ありませんが、大幅なカスタマイズにはPHPは必須です。PHPを覚えてワードプレスの奥深さに触れてみるのもいいと思います。
それではまた